ホンジュラスから来たコッカースパニエル・クッキーと家族の記録

クッキーと過ごした日々の出来事と、悲しくも幸せな別れとなった最後の10日間の記録です。

面会

長旅の果てに成田空港で再会したのも束の間、
検疫のため、2週間係留されるクッキー。

数日後、クッキーの様子を記したレポートが
送られてきました。
それによると元気にしているようでしたが、
同封された写真を見てそのやつれ様にびっくり‥・。


悲痛な表情に胸が痛みました。
狭いケージに閉じ込められ、飛行機という
暗くてうるさくて揺れる環境に置かれ、
やっと飼い主が来たと思ったら
また知らない所に連れて行かれ。
捨てられたと思っているかもしれない・・・

新生活立ち上げの合い間を塗って
息子と面会に行きました。
食べ物を差し入れて良いとのことだったので
クッキーの気に入りそうな日本の味、
「ちくわ」を持って(笑)

私達の姿を見つけたクッキーが喜んで駆け寄り、
感動の再会・・・を思い描いていましたが
クッキーの最初の反応は予想もしなかったものでした。

いきなりお座り(正座?)して
もごもご言葉のような音声を発し、
まるで何か文句を言っているみたい。
そしてやたら出口の方に私達を連れて行こうとし、
早く帰ろう、ここから出して!と言っているみたいでした。

しばらくして落ち着き、
差し入れのちくわを食べたり
おもちゃで遊んだりしてやっと楽しく過ごしたのですが、
あっという間に帰る時間に。
来た時の様子を思い出して憂鬱になったその時、
職員の方がこんな事を言ってくださいました。

「お留守番という言葉が分かるなら
お留守番だよ、と言ってあげてください。」

そしたら、必ず飼い主がまた現れることを理解して
落ち着くのだそうです。
私達は出かける時、いつもクッキーに
「お留守番だよ」と言っていたので
その言葉に非常に納得し、勇気づけられ、
「クッキー、お留守番、お留守番だよ・・」と
浴びせる様に声をかけ、家路に着きました。


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